穴掘り三年、鋸五年、墨かけ八年、研ぎ一生
ブログ
こんにちは、能町です。
今回は、大工のお話を。
1400年ある大工の歴史の中で、昔からこう言う伝えの言葉があります。
「穴掘り三年、鋸五年、墨かけ八年、研ぎ一生」
今では、使う機会が凄く減っている鉋や鑿などの刃物道具。
研ぎ一生って言われるくらい、研ぎものの世界は難しくて、奥が深いので、一生追求しないといけませんっていう意味です。
たまに、研ぎの感覚なども忘れないために研いでいます(笑)
砥石の砥面をまっすぐに直して開始!
ちなみに僕は、荒砥⇒中砥⇒仕上げ砥⇒天然砥の工程です。
刃物が真っ直ぐ、真っ平に砥石に当たって研げていると
砥石と刃物の接地面が隙間が無くなり真空状態になって
砥石に吸い付いて、刃が立ちます👏
この吸い付く時の手の感覚がたまりません。(笑)
人間には、その人なりの癖があるので、この感覚を手に覚えさせるのも、刃を立たせるのも
かなり難しいです(笑) 今まで何百回研いだか分からないくらいです、、、、、、、(笑)
未だに満足いく仕上がりに思うのは極たまにです。
研ぎ物の世界、一生言われるだけあって奥が深いですね。でも楽しい世界です。
是非皆さん挑戦してみて下さい。。。(笑)
こんなような、うんちく話も交えながらお客様とコミュニケーションをとり現場の方もスムーズに進めて行けたらと思っております。
些細な事でも、ご相談してきてください。
長々の文章お読みいただきありがとうございました。
今回はちょっとした大工話でした(笑)